この記事で分かる内容はこちら
- iPhoneユーザーが運動会にビデオカメラをつかってみてどうだったのか
- iPhoneとPanasonic 4K HC-VX992MSの比較
筆者は2児の保育園児のママです。普段iPhoneを使用している私はビデオカメラが必要と感じる場面はほとんどないのですが、毎年ビデオカメラがあったら…と強く感じる時があります。それは保育園の『運動会』と『お遊戯会』です。このイベントは場所取りがうまくいかないとどうしても遠くから撮影することになるので、例年iPhoneのズーム機能を最大に使っても米粒のような我が子しか残せておりませんでした(泣)。
そこで上の子が年長となった今回、ビデオカメラをレンタルしてみることにしました。その結果をお伝えします。
使用したのはPanasonic HC-VX992MS(4K Air)
このビデオカメラを選んだ理由はこちらです。
- コンパクトで軽量(約398gとペットボトル1本分より軽量!)
- 4K撮影できる
- 有名メーカーの4Kビデオカメラの中では安い!
- PCで無料のソフトを使用して簡単な動画編集が可能
- 直接スマホに転送可
「4K Air」との名称通り、軽くてコンパクトなので、これなら積極的に持ち歩こうと思えます。また、4K対応よりもHDカメラの方がやや安価なので迷いましたが、iPhoneより画質が悪くなっては意味がないと考えました。
iPhoneユーザーがビデオカメラを使ってみた結果
- ズーム機能はビデオカメラの圧勝
- iPhoneのズーム機能さえ進歩すればビデオカメラは不要になりそう(ビデオカメラのデメリットを多く感じた)
- 現段階は運動会ではビデオカメラがベスト
仕様 | 4Kビデオカメラ HC-VX992MS | iPhone15 |
---|---|---|
ズーム | 光学ズーム20倍 | 3倍(iPhone15 Pro Maxは5倍) |
画質 | 最大4K | 最大4K |
動画を他の人にスマホで送る | 4Kで撮影した場合 ①解像度を落とす ②スマホに転送 ③他の人に転送 | 4Kで撮影した場合 ①iMovieで解像度を落とす ②他の人に転送 |
データの保存 | 4K動画は容量が大きいため、SDカードか外付けハードディスク等を用意する必要がある | 本体 クラウド又はPC |
1,ズーム機能はビデオカメラの圧勝
これを期待してるので当然ですが、本当に遠くからでもすぐ近くから撮影したかのようなサイズで、しかも高画質で我が子を撮影することが出来ました。
iPhone12と今回レンタルしたPanasonicのHC-VX992MSで実際に撮影したズーム機能の差です。子供の表情までしっかり記録出来て満足です。
現段階ではiPhone15 Pro Maxが最もビデオのズームの性能が良く、光学ズーム5倍まで可能になりました。しかしPanasonic HC-VX992MSは光学ズームで20倍まで可能なので、まだまだビデオカメラが勝ります。
2,ズーム機能以外はビデオカメラにはデメリットが多いと感じた
普段iPhoneを使い慣れていると、ビデオカメラのデメリットを多く感じました。
ビデオカメラのデメリット
- 新たに操作を覚える必要がある
- 人に動画を送るまで少々手間がかかる(データの管理に手間がかかる)
- 荷物が増える
- 高額な割に進歩が止まっているような印象
①新たに操作を覚える必要がある
新しい用語満載の機器の操作に慣れる必要があります。一度使いこなせば問題はないと思いますが、私はビデオカメラに慣れていなかったので説明書を読み込んで操作に慣れるまでに時間が掛かりました。
②人に動画を送るまで少々手間がかかる(データの管理に手間がかかる)
人に動画を送信するまで少々手間がかかる
Panasonic HC-VX992MSはスマホにアプリを入れておけば、PC等を介さず直接スマホに転送できます。しかし4Kで撮影した場合そのまま転送することは容量が大きすぎてできませんでした。フォーマット変換する必要があり、これがまた一手間と感じました。
Sony製のビデオカメラだとMP4同時記録モードがあります。このモードを使用すると、撮影後のフォーマット変換の手間と時間が不要で、すぐにスマホに転送することが出来ます。とにかく手軽に使いたい!という方はSony製がおすすめです。※その分メモリのデータ容量を消費します。
データの管理に手間がかかる
4Kで撮影したは良いけど、容量が大きすぎるのでスマホ用とTVで再生用と2種のデータを保管する必要がありました。TVで再生用はPanasonicのレコーダーをお持ちの方はそのまま転送できます。所有していない我が家は外付けHDDに保管しました。
③荷物が増える
当たり前ですが、荷物が増えます。Panasonic HC-VX992MSはビデオカメラとしてはかなりコンパクトです。(横から見た時のサイズはほぼiPhoneくらい。重さはペットボトル1本程度。)しかしわざわざ普段の遊びに持ち運ぶとは思えず、運動会やお遊戯会などのイベントでの出番に限られそうです。
④高額な割に進歩が止まっている印象
ビデオカメラ、iPhoneと同等以上の画質の機種を買おうと考えると、7万円以上はすると思います。
極論ですが、高額でも所有していることの優越感があれば問題ないような気がします。しかしビデオカメラ市場は一昔前から成長が穏やかになってしまった印象を受けます。それなのに頑張って購入してもなんだか時代に乗り遅れてしまったような気すら受けます。ここはぜひメーカーさんにもう少し頑張ってほしいところです。
GoProのような、所有していたらかっこいい機種をぜひお願いします!(笑)
3,現段階ではビデオカメラが運動会にはベスト
運動会での「iPhone VS ビデオカメラ」は現段階ではビデオカメラと思います。ビデオカメラを使用した運動会では場所取りをさほど頑張ることなく、大きく我が子の姿を残すことができ、大満足です。しかし、これまで挙げた通り、気になる点も多く、今後iPhoneのズーム機能が進化すればiPhone一択になると感じます。
よってまだ子供が小さければ購入をお勧めします。しかしもうあまり運動会などの機会がないようなら、レンタルなども視野に入れてもいいと思います。レンタル料金の目安は購入金額の約10分の1程に設定されている場合が多いです。